フィリピン マニラ 住居の探し方。(その4)
今回は住む場所を決める上でも重要なインターネット環境についてです。
日本でいうADSL回線や光回線のような家庭向け固定インターネット回線については、コンドミニアムなど物件によって、すでに設備が入っている業者が決まっていたりしますし、たとえwi-tribeのような無線インターネット回線であったとしても、エリアによって使える使えない、早い遅いは実際に使ってみないとわからないのが現実です。
PLDTやSky Cable、EAST Telecom等、申し込んでもなかなか工事が来ず、何度急かしても半年経ってやっと来たという話も・・・。
固定回線インターネットを実際に体感させてくれる機会がある物件ならラッキーですが、たとえチェックした時に満足できる速さだったとしても、夕方や雨降り時に急激に遅くなったり、つながらなくなったりということはフィリピンでは日常茶飯事。
そこで重要なのが携帯電話回線網です。固定回線を引いていても、ポケットワイファイやUSBドングルを保険的に用意しておくというのは、フィリピンでは必須と言ってもいいかもしれません。
フィリピンでもLTE、4Gといった広告が踊っているのですが、実際に使えるのは通称2.5GとよばれるEDGEでつながるのがやっとというエリアもあります。LTEが安定して使えることまでは求めるのは酷としても、4GやHSDPA(通称3.5G)、最低でも3Gで接続できる物件であることは、快適にインターネットを使ううえで必須といえます。
また、エリアによって、Globe、Smart、Sunなどのキャリアのうち、どのキャリアが一番快適かは変わってきます。
SIM自体は40ペソ(100円程度)で買えますので、これからの長い利用を考えるならば検証用にそれぞれ買っても惜しくは無いと思います。ただし検証用にはオープンラインの(キャリア縛りのない)ポケットWi-Fi端末などが必要になります。
僕は、ポケットワイファイ端末とアンドロイド端末を用意して、物件探しには臨みました。
iPhoneアプリなどにも必ずありますが、便利なアプリとして、Signal Checkerなどと分類されるアプリです。
おすすめは以下2つのアプリ
- Signal Finder
- Open Signal
Signal Finderは、基地局からの距離と方向を調べることができます。その物件自体が基地局からあまりに距離があったり、間にさえぎるような建物があったりすると、やはり通信品質は落ちますので、物件内見の際にはこのアプリを立ち上げて歩き回ったり、物件内でアプリを立ち上げて、調べることができるこのアプリは非常に便利です。なお、基地局から近くても、近辺で多くのユーザーが同時に接続するような環境であったりとか、高層階であったりすると、インターネット環境が悪くなることがあります。
Open Signalは、インターネットの上り、下りの速度を計測できます。また、Globeの4Gなどキャリアや通信形式で絞ったヒートマップを表示できます。これはこのアプリを使って測定したデータを収集してヒートマップ化しているだけだと思われますので、そもそもこのアプリを使う人が多い街は赤く表示されますし、そうでない地域では使えるけれども、ヒートマップ化できていない可能性はあります。しかしながら大いに参考になります。
基本的にはGlobe Tattooなど使いたいモバイルブロードバンドのSIMを使って上記アプリでネット環境をチェックしながら、ぜんぜん駄目なところを候補からはずし、住む場所として決めてから、どのキャリアが一番ネット環境としてよいかを比較するといいと思います。
これらの一手間を掛けなかったことで数ヶ月インターネット環境に不満を持ち続ける、なんてこともありますので、物件探しの際にはぜひこの一手間を加えてみてください。
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